どうも、ハシクレです。
今ワタクシ、一つ企んでいることがあるのだ。コーヒーリキュールを作ろうと考えている。
今から仕込んで約一か月後に飲める。3月あたりだから、大学生最後の一か月をコーヒーリキュールと過ごしてやろうってね。ま、卒業できたらの話ですけどね(余裕ぶっこいてんだから卒業できててくれ)
コーヒーリキュールの作り方は梅酒の作り方を知ってるから想像できるが、折角なら自分の好きなやつを合わせて変な奴作ってやろうってな。
一般的にはホワイトリカーを使うんだがウイスキーが好きだからウイスキーを使う。ウイスキーとコーヒーは相性いいって聞くしな。混ぜるな危険の可能性も無きにしもだが。
コーヒーも普通のスーパーのとかではなく、(普通に飲んだほうが)おいしい豆を用意する。酒になった時とウイスキーの味とのバランスを考えると、フローラル系かベリー系のような香り&酸味重視の品種か、甘めの品種か、スパイス系だな。
いくつかスペシャルティで目星はつけてるけど。エチオピアのやつとか。あとは産地とロースターの絞り込みだ。
ウイスキーもすでに用意している。この前やまやの2本で2000円棚から選んで買ってきた。
近日中に仕込みに入る予定である。
では、本題です。
前回に引き続き、静止現像
いざ、実践。といったところで前回は終わってたかな
なのでこっからは実際の様子をお見せしよう
と、その前に、軽くおさらいというかなんというか
静止現像って言っても普通のやつに加えて特別必要な物はない(ハズ)
使うものは
・現像済みフィルム
・現像液
・停止液
・定着液
・水切り剤
・現像タンク/リール
・メスカップ
・温度計
・タイマー
・ダークバック
・水
などなど、まあ普通に現像するときに必要な物で問題なくできる
多分ほかにもあるけど、当たり前すぎたのか作業中に書いているわけではないので思い出せない←おい
流れもほぼ同じだったはず。
いつも通りダークバックの中で詰め替え式のパトローネを分解してリールに巻き巻き
18枚撮りという短さにもかかわらず若干手こずるのもいつも通り
タンクに入れて、蓋を閉めて、薬液の準備に入る
薬液に関してはいつもと違うので要注意
ネット上に転がっている情報ではロジナールを用いたものが多く、今回使う現像液とは濃度が違うようなのでマルっと参考にはできない
ロジナールでは100:1とかみたいにかなり薄めるのだが、SPDはだいたい5:1とか6:1という情報をどこかから得たので大まかにそれぐらいまで薄める
パターソンのタンクで35㎜フィルムを一本現像する場合、薬液の量は300㎜あれば十分なので、それを適当に6:1ぐらいに割ると現像液の原液は40ちょっととなった(あってる?)
なのでまぁここでも若干テキトーに計って現像液を作る
これができてしまえばあとは変わり映えしないいつもの現像作業である。何一つ”奮闘”ぶりはお見せできないのが悔しい。意外とさらっとできてしまうのがこのワタクシなのだ
前編でも書いた通り温度は20℃あたりであればアバウトでいいので、20℃に設定した水につけてある程度保ちつつ、ほかの薬液も準備し、いよいよ処理開始
念のため20℃くらいの水で軽く水洗をしたら、いざ……
投☆入
そして……
攪☆拌
静止現像とは言え初回の1分間連続攪拌は行わなければならないようだ。しなかった場合どうなるか?知らない。そんなリスクはとりたくない
そんなことは置いといてだ。静止現像の本番はここから。一番の醍醐味、”静止”の時間だ
”静止”させる時間、すなわち現像時間はおおよそ1時間。でも1時間半くらいはしたほうがいいと聞いたので今回はだいたい1時間半でいく
ねじねじした後携帯を見ると14時36分と出たので、次作業するのは16時以降になる
……うん。暇である。
しかぁ――――――しッッッッ‼‼‼‼(うるさい)
こうなることは初めっからわかり切っていたので、暇つぶしアイテムを用意しているのだ。ワタクシは天才なのだ。天才之介なのだ
まぁ腹ごしらえはするとして、ちょこっとひと狩りするもよし、本を読むもよし、散歩に行くのもいいだろう。実際はどうしたって?……もちろん、全部やったぜ
で、やっとこさ1時間半以上が経ち、残りの作業を終わらせる。まぁいつも通りの作業なので写真はないし、説明することもないかな
……え?「静止開始の時間の写真はあるのに、なんで終了の写真はないんだ」って?そんなわかり切ったようなこと聞くなよ。忘れてたんだよ
で、無事に残りの処理も終わり、フィルムとご対面。緊張の瞬間である。
さぁどうだ。うん、うん。いいんじゃないでしょうかね?
パット見た印象はまずムラがない。そしていつもよりどことなくベースの透明度が高い。フィルムはアリスタのEDU ULTRA 100で、タクマ―レンズで撮影したもの。
これと言って特に目立った特徴はない気がするけど、いつもよりなんかきれいな気がする。気のせいか?
「静止現像はシャープでなめらか」みたいなことを書いているのをよく見た気がするのでそんな気がするのだろうか
ネガを見ただけではわからないのでスキャンして確認、そのうちのいくつかをピックアップしてみる
まずレンズの描写力が結構あるなって思った。ちょっと上にハレーションっぽい影響があるけど、モノコートタクマ―は頑張ったほうかな
結構光が強くて傾いていたので、影の部分とかは黒くつぶれてそうなシチュエーションだが意外と粘っている。ハイライトも同様。白線もテクスチャがわかりそう
続いて
スキャンの具合もあるけど、まぁシャープなように感じる。暗いところで撮るとざらつきがちなんだけどなめらかだな
最後に
こちらも同じく夜。暗めの店内で、おそらく開放。シャドウの部分とかコーヒーの表面とか、黒くつぶれそうなところにもしっかりトーンが残っているように見える。適度にざらつきはあれど、美しく磨かれたカップ&ソーサーや液面のツヤはなかなかに美しい。最高の”観賞用”写真である。またこのコーヒー飲みたい。だれかご一緒してくれませんか?
アガリを見て思ったことは、キレイだなってこと。撮る時も現像するときも特にこれと言って意識したことはないが、今までよりもトーンが豊かでなだらかな印象
ところどころいい加減にしたが、それでもここまで安定した結果が得られるので、作業の楽さを考えると今後はこのやり方をメインにしたいと思った
写真部の後輩たちにも、一応普通の現像を基本にしつつ、時間があればこのやり方をすることを勧めていこうかな
これだと現像のハードルもグッと低くなる(ハシクレ比)しみんなやってくれそうな気がするんだ
ま、これも希釈した現像液くらい淡い期待だけどね
それじゃあこの辺で
ではでは、さようならー