ハシクレ号とお戯れの話
どうも、ハシクレです
帰りたいです(唐突)
どこにって地元にですよ。
といっても地元に愛着があるわけではなく、むしろ地元が嫌いで出たくてようやく掴んだチャンスで今札幌にいるわけですから。馴染んできたのもあって札幌はすごく良い感じ。
特に事情が無ければいろんな地域に住んでみたい、その方が楽しそうだから。今回の人生はそう考えてました。
ただ、事情が変わった。
今は地元に、いや、地元にすぐ行けるエリアに行きたい。地元そのものは前述の通りなので。
親のこともあるのでいつかはとは思ってましたが、父親がちょっと前に軽い脳梗塞で言語障害が出たこと(今は軽くなってるらしい)もあるし、それ以外、まぁこっちの方が大きいけどちょっと色々あるので、遅くても5年以内には、動けたらなぁなんて思います。
ただ、転職する気がないのも確かなので、ひたすら異動したいオーラを出し続けますか。
それでは、本題です。
ハシクレ号、お迎え後のかるーい整備
前回記事でついにお車をお迎えしたよと書いたが、今回はそこから今までで触ったところ。お迎え記事が昨日なのに早くはねえかと。
早くはない。
なんてったって、前回も書いたがお迎えしたのは10月末。もう4か月ほどたつ。
まあ、触ったって言っても改造しているわけじゃない。ちょっと乗りやすく、快適に、それと消耗品のメンテナンス程度だ。
そんな程度かとあざ笑いながら見てくれるといい。
スタッドレスタイヤ&ホイール
一番初めに手を付けたところ。なぜかってもう冬が目の前まで来ていたから。
ここがかなり苦労したのだ。
タイヤは安全性に直結する部品なのでちゃんと使えるもの(高けりゃいいわけでもない)が好ましいが、車を買ったばかりということもあり、出費は抑えたい。
正直今シーズンを凌げさえすればいいので中古から探したが、ない。
希望は今履いている純正ホイール履き替えだが、そのサイズがないのだ。

北海道ではノーマルを”夏タイヤ”、スタッドレスを”冬タイヤ”と呼ぶらしい
このホイールが15インチで、メーカー指定のタイヤサイズが195/60R15 88Hというもの。これがないのだ。
185とか55Rとか、数字が一部変わるものはちらほらあるのだが、ドンピシャはない。
車に貼ってあるタイヤのサイズ表を見ると14インチは2サイズ表記あり、こちらのほうが市場に多い。
どうやら14インチのグレードもあるようだ。

しかし問題発生。ホイールセットの14インチは見つかるには見つかるが、穴の数が合わない。14インチに5穴のものなんて存在しないのではと思うほど。
毎日いろいろ調べ、アップガレージで15インチ5穴、PCDも問題なしのセットを発見。肝心のタイヤサイズは「185/60R15」
頭の数字がたったの10しか変わらないが、外形寸法は12mmも変わる。リストによればメーター誤差は許容範囲内とのこと。
致し方なし。比較的安かったので購入。
着けるタイミングを見計らい、ちょうどよさげな日を決めて会社の駐車場で同僚と作業する約束をしたが、窓の外を見て驚愕。
降ってるやんけ……
仕方ない。ここを逃すとさらにひどくなるかもしれないので、雪の積もった道をノーマルタイヤで会社まで。腹はくくった。
幸い、ほとんどの車がまだノーマルなのか、流れが異常に遅かったのでゆっくり向かえ無事到着。同僚と一緒にお互いの車のタイヤを付け替えた。

ちなみにこのホイール、共豊ホイールさんの「SEIN」というブランドのアルミ。
新品でもロープライスなヤツらしいが、結構かっこいい。できるならば夏タイヤをこれにはかせて、冬タイヤは純正にしたいところ。
タイヤはヨコハマのIG70。性能のいいスタッドレスで、山の残りも新品級であるが、いかんせん古く、来年は使わないほうがよさそう。
とりあえず、今シーズンは乗り切れてよかった。
ディスプレイオーディオ
前のオーナーがほとんど手を加えてなかったのか、はたまた純正戻しをしたのか。どれも純正でオーディオのところにも純正のFMチューナーが鎮座している。
これはこれで味があるのだが、携帯に入れている曲を聴けないのは難点。
CDはいれられるが、ちょっと面倒。それとAUX端子がないので、ワタクシが社用車で使用しているAUX端子を使ったBluetooth受信機も使えない。一時期、シガーソケットにさすBluetoothのFMトランスミッターも使っていたが、電圧の影響を受けるのかノイズがうるさい(回転数が上がるとうるさくなる)
そんな話をしていると同僚がDVDを使えるディスプレイオーディオを無期限レンタルしてくれると。神かよ
善は急げ。すぐさま取り付けた。

コネクターはスバルのものを近くのアプガで調達し、取り付け、音出し、問題なし。

これ好きな奴の神経がわからない
ディスプレイが変わるだけでぐっと現代的になるね。音もよくなっていい感じだ。
不満があるとすれば、音量変更がボタン式で助手席側なので操作がしにくいくらいか。
Bluetoothでいつでも好きな曲が聞ける素晴らしさ。DVDも映像ありで見られるから、長距離ドライブではライブDVDをつけるのもいいだろう。
同僚には感謝である。
もちろん、無期限のレンタルなので、この車を手放す、あるいは自分が異動する際は外して返すことになっている。元のヘッドは自宅保管。
バッテリー
ある雪の朝。休みの日のドライブに行こうと車のもとへ。
鍵の開錠ボタンを押すが反応しない。もともと反応が悪いしなと思い近づいて試すがあかない。仕方なく直接カギを挿してあけてエンジンをかけたが、かからない。
嘘だろ?
電気はつけっぱではない。ただ、数日乗らなかった。バッテリーを確認する。
……うん。古い。
車検記録にも要注意と書いている。まじか。交換かぁ。
ならいい機会だしいいやつに変えよう!(ポジティブ)
とりあえずその日はジャンプスターターで無理やり動かし、オルタネーターを回すために夜中無駄にドライブ。止まるとまた死ぬかもしれない恐怖におびえながら帰宅。そこから交換するまでは極力毎日エンジンをかけた。
そこから数日、バッテリーが届いたので交換作業。
着けたのはこちら

巷でも実際付けた感想としても、なんとなくよくなった”気がする”程度のプラシーボアイテムで、これに当時新品だと2万円も払っていたのだから驚きである。ワタクシはアプガで2000円で捕獲。多分単純にアーシングの作用があるだけの異物がついたケーブル
パナソニック ブルーバッテリー「カオス」100D23L!!
オーバースペックだって?ワタクシもそう思う。元が55なので大幅にパワーアップ
電装をたくさんつけてるわけでもなく、消費電力の大きい車ではない。ただ、寒冷地ではバッテリー容量は大きいほうが上がりにくく、始動性がいいとのこと。
実際この車の寒冷地仕様も65と少し大きい。
全然それくらいの安いのを狙ってもよかったが、意外と安く新品が手に入ったので思い切っていいものを。ブルーがエンジンルームで映えるね。
実際エンジンもかかりやすくなったので(前のが古いだけ)よかったと思う。
エアーフィルター
長くなってきたね。そろそろ終わるよ。
次に変えたのはエアーフィルター。これもちょっと古くなっていたので交換

元がこう。交換したのはこちら

BLITZ SUS POWER AIR FILTER LM
"BLITZ"の響きに胸が躍るね。純正交換タイプだからポン付けで楽々

こんな感じで表面が金属メッシュ。これのおかげで丈夫らしい。へぇ
エアクリボックスを外して、入れ替えるだけ。バカのワタクシでも10分でできるね

肝心の効果は……燃費計がついてないのでいまいちわからず。ただ、給油の都度計算していた燃費では、リッター1キロちょっと改善。走り方もあるけど。
新品になっただけってのもあるけど、自己満だよこんなの。「俺の車にはBLITZがついてるぜ!!」これだけで十分。燃費計(?)はこの後付けたけど、写真がないのでまた後日。
ヘッドライト
ヘッドライトも変えた。もともと暖白色のハロゲン。交換するにも雪国で雪の付着のことを考えるとハロゲンがいいと思っていたが、こいつ。プロジェクターライトジャマイカ!!(ローのみ)
ならまあLEDで良いか、と調べるが、H7ってなんなん。選択肢なさすぎん?
そんなこんなでようやくローを調達、運よくふらっと寄ったジェームスでハイとポジションの安くなってるセットも発見。

手に入ったローがPIAAの6600Kだったので、他も統一。同じレンズ内のライトで色が違うとキモイやん?
取り付けてこう

これも簡単。右からやって仮点灯、元とずれがないことを確認してから左も同様に。6600Kだと青いかな?と不安だったが、街で使ってみても気にならんものね。6000Kぐらいが理想だったけど、まあいいか。
作業中の写真がないのはご愛嬌
フォグは切れてないから後回しだけど、変えるならハロゲンの今よりちょい黄色にしたい。自分は最近増殖中のバカと違って”フォグランプ”として使っているので、ちょっとイメージの悪い黄色でもいいかな。いや、そのほうがいい。
白い光はまじでホワイトアウトでは無力だから。
夜も明るく、かといって”爆光”でもないので満足
以上!!かな?今のところは。
あとこの前オイル交換してもらったけどそれは自分でやってないし、まあええか。
今後の予定
確実に決まっているのはスピーカー交換。
ヘッドが変わったことで、もうちょっと良くしたいという欲と、同僚がスピーカーは?スピーカーは?とうるさいので(これが8割)
それと右のフロントが音出たりでなかったり不安定なので。
一応物は調達済み。

御覧の通りめっちゃ安くなってる
KENWOODのセパレートです。ハシクレ号はオプションでツイーターの設定があるからかドアのところまでケーブルが来ているので取り付けもそこまで苦労はしないかも。
同僚にはどうやら”やりたいこと”があるようだが……(人の車で遊ぶな)
それと、シフトノブも変えようかなと思ってる。これは相当優先度は低い。
こんなもんかな?外装に手を加える気はさらさらないし、チューニングもする気はないので。ただ消耗品をちょっといいやつにぐらいは考えている。
テーマは、「燃費向上」
今後また触ったところがあれば書いていくね
それではこの話題はこの辺で
ではでは、さようならー
"ハシクレ号"の話
どうも、ハシクレです
2月も終わり、少しずつ暖かくなってアスファルトが見える日も増えてきましたね。
今シーズンは札幌がかなり降りまして、交通障害も頻発でちょっとウンザリしてますが、ようやく終わりが見え始めたところでしょうか?
それでも時々吹雪きますが……
で、で、今年はね、いい年になる予感ですよ。なんてったってワタクシ、ラッキーボーイですから
年末年始地元に帰っておりまして、初詣でおみくじを引いたんですけど、それがなんと大吉だったんですよね。

過去大凶も引いたことのある、ワタクシに厳し目の神社なもんで、そこが「おめぇ今年は大吉だあ」なんて言うんだからなんと言おうとよくなる。
去年は二か所で引いてどちらも小吉だったんで流れが来ている
最近ほんとにいいこと続きでついに来たか、と言ったところです。本厄も終わりましたし。
よい一年にしたいもんです。
ところで、ガッツリ話は変わるけど最近仕事用で新しい良い工具を買ったんですよ、半分自分へのご褒美ですね。
そこでレジしてもらった時に駐車券を忘れて、車に取りに行ってまた戻ったんですよ。
で、駐車券を返してもらった時におもむろに手を当てられて、「手ぇ真っ赤じゃないですか、寒かったですか?」と
こりゃあやっちゃあダメなヤツですよ、ワタクシだったからよかったものの、並の男じゃイチコロっすわ(お前は並み以下だろ)
そんなものには靡かない強靭な精神を持ってるので、とりあえずカタコトのお礼と共に逃げるように帰りました
それでは、本題です
過去イチ"デカい"買い物
北海道は移動が大変。どこに行くにも距離があり、交通網の発達している札幌ですら思うようには移動できない。
それは一年目に嫌と言うほど思い知らされた。
普段でも大変なのに、雪のシーズンとなるともはやどこにも行けない。職場に行くにも一苦労で、社用車で直帰できる日が有り難く感じてたほど
こんな日々を過ごしていると沸々と湧いてくるある欲求
………………
あぁ、車があれば……
車が欲しいなぁ……
車が必要ですねぇ!!

そんなわけで、ハシクレ、ついに車を買いました。名付けて、「ハシクレ号」
適当に紹介するね
車名:スバル インプレッサスポーツワゴン
型式:LA-GG3
エンジン:EJ15(NA)
以上!(適当すぎる)
2006年生まれのアプライドFなのでワタクシの方が先輩。
いわゆる"鷹目"世代でシャープな顔がかっこいい。スプレッドウィングスグリルもイカしてる。個人的にスバルのイメージはコレか丸目
決め手になったのは
- 安い(コミコミ60万)
- フルタイム4WD
- ちょうど良いサイズ
- MT
かな?
別に特別スバルが好きなわけじゃないし日本車ならマツダ派なんだけど、雪国に来ちゃったもんで信頼感のある(過信は✖️)4WDはマストだろうと、そんでせっかくMT免許持ってるんでMTで100万以下で探していた。どうせ自分しか乗らないんだ、快適な運転より、ガチャガチャ操作できるMTで楽しんだ方がいいだろ

教習所のコンフォート以来である
初めはスイフト(NOTスポーツ)にするつもりだった。程度良くて50万くらいの。コンパクトで使いやすいしそこそこ楽しそうだし。
そしたら同僚がこんなのあったぞって見せてくるから見たらコイツだった
安いし、MTだし、小型だけどワゴンでスイフトよりモノも載せられるな。人を乗せないといけない時も余裕があって良い。しかもフルタイム!
そんなわけでコレに即決したわけ。なるだけ借金はしたくないので現金一括、中古車屋さんのおやっさんを札束で叩いてきました。
ちなみに狙ってたスイフト君も4WDではあるけどフルタイムじゃないFFベース
どの車も滑る時は滑るけど、発進とか埋まった時の脱出力が重要だから値段が近いならこちらに軍配
10月前に4万3千キロでお迎え。少し古い割には程度も良くて元気に走る。ガソリンも元気に消費するけど(14km/Lほど、雪のシーズンは10km/Lぐらいまで落ちる)
通勤に使ってるけどまあ乗りやすいかな、社用車がハイエースなので前方の感覚とか良くわかんなくなるけど、感動したのはコーナーの安定感
ワインディングも楽しいから温泉へのドライブも最高
これまではレンタカー借りて月に1回程度、それもせいぜい片道1時間ほどの近くの温泉しか行かなかったけど、今では二週に1〜2回ほど、時間を気にせず行けるようになったので幸せである
やはり、持つべきものは車だな
ちょっと不満があるとすれば、まず車高が低いかな。いや、一般的な車高で何もいじってないはずだけど、普段ハイエースでちょっと高めなのもあるし何よりここは雪国。フルタイム4WDだろうがスタッドレスだろうが、亀ってしまったら無力極まれり。実際以前の大雪の時は路地で亀さんになってしまった。朝5時半、誰もいないからスコップで掘って自力で脱出。うん、大変
贅沢できるならちょっと上げたいね
それとちょっと非力
1.5NAのエンジンに1300キロの車体は重いのか、ボクサーの低回転が苦手も相まってしんどそうな時がある。同じボディでもWRXやSTIのモデルはEJ20なのでターボもあって速いんだけどね。
まぁ、その弱さも楽しめばいいぐらいの気持ちでいけばいいが。スポーツ走行するわけじゃないし
あとは色々と規格がマイナー
買ったのが冬手前なのですぐにスタッドレスが必要になったのだが、純正ホイールだとタイヤサイズがない。今のホイールのまま履き替えられるヤツがなかなか見つからないのだ。
もちろん条件を落としていけばあることにはあるが、選択肢は少ない。仕方なくメーター誤差許容範囲内のホイールセットで用意。
それとヘッドライト。ハイとポジション、フォグは良いとして、ローが無い。ネットにはあるけど実店舗には無いパターンが多い微妙なH7。コレも調達に苦労した。
そんなこんなで、まぁ不満もあるけど、何より便利になったし、なんだかんだ愛着湧いてきたので良いでしょう。
住めば都ならぬ、「乗れば名車」
とでも言っておこうか
次回は買ってから触ったところと、今回書きそびれたことを書く予定
よろしくどうぞ

それではこの話題はこの辺で
ではでは、さようならー
PENTAX 17用ホルスターを作った話
どうも、ハシクレです。
先日ブックオフをうろついていたらTHE YELLOW MONKEYのアルバム、「smile」と「8」を発見、気づいたらそれらを持って店を後にしていた
現役バンドのファンあるまじき中古購入だが、これでついにオリジナルアルバムに関してはメジャーデビュー後の作品はコンプリート、残すは「Bunched Birth」のみ
これまでは再結成前のアルバムは主に中古、後のは新品で購入しており、「Bunched Birth」も中古屋巡りの中でずっと探していたがなかなか巡り会えず、諦めて新品で購入検討中であります
彼らが第一ステージにいる頃はまだワタクシは地獄で服役中だったもんで、出会いは再結成後と遅く、ようやく追いついた形
さて、オリジナルアルバムをコンプリートした後はどうしようか?限定盤収集をぼちぼちしていこうかしら
それでは本題です。
お散歩カメラ故の苦悩
PENTAX 17と出会ってからおよそ一年。すっかり馴染み、彼との付き合い方も身についてきた頃。これまで席が空きがちだったお散歩カメラ枠にピタッとハマり、不動のものとしている様子
軽く、楽しく、コンパクトだけど存在感も兼ね備えた絶妙なサイズ感、そして何より写りがいい
2Lサイズにまで引き伸ばしてプリントしたが、ハーフ判であることを感じさせないほど写りはシャープ。かと言って硬くなりすぎず、程よい抜け感もある楽しいカメラだ


程よいノイズ感はフォーマットサイズゆえか、立ち位置によって広角っぽくも標準っぽくも撮れる画角も良い
お散歩にも、通勤にも、旅行にすらももはや彼1人で充分で(とは言え他のカメラも連れて行くのだが)、いつでも懐に入れておきたい愛機となった
……が、少しネックになっていることがある。先ほども書いたように、コンパクトなカメラである。それに変わりは無いのだが物凄く小さいかと言われるとそうでは無い。普段のカバンに入れても場所を取らない具合で、ポケットの大きな上着があれば手ぶらでも難なく持ち運べるのだが、ズボンのポケットには入らない。少なくともワタクシが持ってるズボンには
わざわざカメラバッグを用意しなくてもいい気軽さはあるが、だからと言って裸でカバンに放り込むわけにもいかず、イージーラッパーにくるんで持ち運んでいる
その布がジャマなのだ
いいなと思った瞬間には構えられず、カバンを開けて布を広げ、カメラを出してキャップを外してようやく撮影。キャップがカバンの奥底で行方不明になる事もしばしば
ずっと手に持ってりゃいいじゃ無いかと言われればそれまでだが、片手が常に塞がるのも不便
ああ、手ぶらでも持ち運べてすぐに手に取れて収納できる、西部劇のガンマンのホルスターみたいなものが有ればナァ……
……
………
作るか
構想
ホルスターって言うぐらいだから腰ベルトに装着して持ち運べるのようにするのは絶対だろう。素材は革かな。経験もあるし
外したレンズキャップを独立して収納できるようにもしたい。大事なカメラだから内張もほどこそう。よしよし。いい感じにイメージできた
あとはやる気が起きるまでじっと待つのみ(すぐ作れよ)
レッツクラフト
やる気になったのは構想からおよそ半年。それまでにも何度かやる気にはなったが、試したいことがありそれの実現可能性や準備に挫かれて半年もかかってしまった
何を試したかったか?そう……
革絞りである
ウェットフォーミングなんてカッケェ言い方もある
革製の財布や小物入れで、立体的なカーブを描いたモノを見たことはあるだろう。それがそうだ
前回のSVのホルスターは箱縫いだったため、今回のテーマは革絞りとする
↓SVのホルスター
必要なのは型と絞り込むための枠、固定用クランプ、この製法に向いたタンニン鞣しのヌメ革、あとやる気
型は木が理想だが充分な道具がないし、一回しか使わないのでコルクでいいだろう、枠は木にする。コルクだとブチ折れてしまう
理想のサイズを目指して型と枠を加工、体力を持っていかれ代わりに大量のクズを部屋いっぱいにもらったが理想的なものはできた

これが嫌でやる気にならんかったのだ。では実現可能性とは?
ネットで紹介されている素人のレザークラフトは財布や名刺入れなど、厚みはせいぜい20ミリそこらであり、それ以上のものをきれいに整形するとなると今の技術、設備では難しいと思ったからだ
測ってみるとカメラの厚みは55ミリ。結構厳しい
しかしなんとか自分は言い聞かせここまで漕ぎ着けた。やるしかない
文句を垂れながら革をぬるま湯に漬け込み、いざ絞り込む

ググ……グググッ……
き、きつい……
なぜだ。枠は革の厚み分余裕を持たせたはずなのに、抵抗されているだと……ッ!?
まぁ結論余裕が足りませんでしたよと言うことと、予想通り無理がある厚さだったと言うこと
だけどもう戻れない。シワは寄ったが許容範囲だしやり切る事とする
シワに気をつけながら革を引っ張り、枠を押し込み、引っ張り、押し込み……やっとこさでクランプで抑え込み完了

あとはこのまま2,3日ほど乾くのを待つ
その間に他のパーツを作り、完成形を妄想する。妄想…………あ、レンズキャップポケットのこと忘れてた
型がコルクでよかった。急いでハギレのコルクをレンズキャップのサイズに整え、こちらも絞る
ワァ……カンタン
薄いと楽ね
ところで、なんでポケットも革絞りで作るのだ?と。長方形の革を二枚はっ付ければできるだろ忘れてたんだから簡単にやれよと
たしかにそうだが、本体が革絞りで曲線的で立体的であるのだ。結構目立つポケットもそうでないとどこか気持ち悪さを覚えるだろう
全体の統一感のためにも、この手間は惜しまない
で、乾いたやつは型から外し、内側も少し乾かしてやって縫製


そして完成

レンズキャップポケットに木の端切れで作った凸型で作成
できた!どうだ!
なかなかの仕上がりなんではないでしょうか?

ベルト穴に加えDカンも取り付けたので、カラビナでベルトループへの装着や、ストラップを付けてショルダーポーチへの変身も可能

革絞りならではの立体的な曲線。たまりませんな

じゃじゃーん!つけてみるとこんな感じ
腰につけた時の存在感もほどほどでジャマにならないしホールド感も充分

肝心の取り出しもスムーズで満足である。グリップに合わせて裁断したことでグリップに指をかけやすい

こだわりポイントの一つである内張もなんとかいい感じ。実はコレは布ではなくセーム革という革である
カメラを愛する諸氏なら分かるであろう、レンズの汚れを拭くための比較的高級な革であり、レンズクロス以外では宝石や時計を磨くためにも使われている。擦れても傷になりづらく、むしろ綺麗に、レンズに使うくらいだから静電気も起きにくいだろう
今回はハクバさんのレンズ用を使用した

ギリ思い出したレンズキャップポケット。作ってよかったと思える
内張りのおかげでキャップをせず収納しても問題なし。撮影中は外しておくとより素早く撮影に移行できる

フラップの固定にはバネホックを使用した。くすんだ真鍮の色でなじみがいい
反省点
総じて満足のいく仕上がりではあるが、いくつか反省点がある
ひとつ目はシワが寄ってしまった事と銀面に木枠による傷が入ってしまった事

コレは作る製品の厚みなどどうしようもない事もあるが、木枠のサイズ、角の処理、絞る作業で改善できるだろう
ふたつ目は内張。サイズにもよるがワタクシが買ったやつは正方形に裁断されたものではなくすごくイビツ。クロスに適さない部分を避けつつ生き物からとってることもあり、大きな面に使うのには工夫が必要
加えて独特な質感、伸縮性により寸法を合わせづらく、裁断もむずむず。ヌメ革に挟み込んで無理やり縫い合わせ、表に出ないように帳尻を合わせたが、内面を完全に覆うには足りず、少々不恰好な処理となってしまった
みっつ目に寸法。コレは経験不足というよりただの怠惰だが、事前に全パーツの寸法をバチっと決めて型紙に起こしていれば左右対称で美しく仕上がった事だろう
よっつ目はベルトを通す穴。無駄にデカくて強度に心配が残る

キリがないのでコレで最後とするが、フラップの固定も改善の余地あり。この位置だと中にカメラがないと閉めづらい
とまぁ、色々問題点はあるが、次同じようなものを作る時にコレらには気をつけるとして、今は出来上がったこのホルスターにカメラを入れて、お写ん歩を楽しむとしよう

ヌメ革ならではの経年変化が楽しみな一品。17とともにたくさん愛でていくとしよう

余談ですが……
「前回のホルスター」としてSVの記事をはっつけてますが、実はSVと17の間に一つ作ってるんです。実家に置いてきて手元にないですけど、RICOHのGR/GXシリーズ兼用のホルスターでGXシリーズ(自分が持ってるのはGX200)は電子ビューファインダーを付けている状態でも使えるものを作ってました
普通に完成度高く、ちゃんと使ってましたね。今はGX200の出番がなくて使わなくなりましたが。ベルトループの形状がSV用と17用とで異なるのは、幻の二代目の経験があるから。ふたつ穴で固定する方式を採用し、走っても揺れにくいです
あと、ホルスターではなくただのポーチですけど、ビテッサさん用のも作ってます。
スマホポーチを参考にしてるので、スマホポーチとして使えますよ
それでは、この話はこの辺で
ではでは、さようならー
「自宅暗室」って勝手にハードル上げてません?もっとラフに考えようの話
どうも、ハシクレです
もうそろそろで社会人になって一年ってところでしょうか?実感は全くありません。
(投稿時はもう4月なってますね)
ワタクシの大好きな後輩たちが同じように社会人になったり院生になったりもするわけですが
非常に喜ばしいですね
そのうちの一人がこの前北海道へやってきて、会ってもらっていました。なんでわざわざ北海道へ来たんだって?なんでも「ゴールデンカムイ」が好きなんだとか
いろいろ聖地巡礼にお付き合いしました。原作を知らないワタクシでも楽しめるもんですね
ところで、男というのはそういうもんなのか、ワタクシだけなのか分かりませんが、正直どこに行って何したいっていうより、誰々とどこかに行くその時間が好きなんですよね
今はその約束も無事完了し、もはやもぬけの殻です。誰か移住してこい
では、本題です。
新しいおもちゃ
買ったのは年末、届いたのは年明け
ワタクシの夢の一つであり、この空っぽな部屋と心を満たしてくれるおもちゃを手に入れました

名前的に6×9までいけるんだろうね
引伸機です
ずーーっと考えてはいましたが、買った瞬間は衝動
サイズはいろいろあるけれど、6×7ユーザーなのでそれがプリントできるサイズを購入
でも、これだけじゃアナログプリントはできないんだ
今どき、フィルムカメラを取り巻く環境すら寂しいもんになっているのだ、アナログプリントなんてもはや絶滅寸前
海外ではどうやら人気再燃の兆しが見えるもその規模は不明
日本でもしぶとく絶えることはないようだが、アイテム類は非常に手に入りづらい
引伸機を手に入れた勢いで自宅でプリントできるまでものをそろえたが、今後仮に自宅でアナログプリントをしようと考えている人のためにも、ワタクシがそろえたアイテム類を紹介しよう
(紹介するのはB&Wプリントのもののみ)
~これなしにアナログプリントはできない~
- 引伸機:使用する原版のサイズやタイプ(カラーかB&Wかなど)に合わせて選ぼう
- 完全遮光できる部屋:青空でやるんですか?そんな馬鹿な。風呂場や押入れが人気なようです。ワタクシはユニットバスなのでより全暗が作りやすく、水も使えていつもきれい。感電には気を付けて

自宅暗室といえば風呂場
湯船にふたをすれば丈夫な台に。わざわざふたを買いました - 薬:言うまでもないでしょう。定着と停止はいつものでよかったりしますが、定着に関しては硬膜がどうとか細かいことがあるようです。無硬膜が無難?現像液は専用品ですよ
- 印画紙:いわゆるプリント用紙です。よく知っているのと違う点は、光の下で袋から出すと数千円がパーになるということです。種類がたくさん、RC、バライタ、号数、多階調、などなど
- 引き伸ばしレンズ:引伸機にはレンズが必要です。アナログプリントとは「再撮影」するイメージ。使用する原版のサイズに合わせて選びましょう。例:35㎜=50㎜
- バット:薬を用意するだけではだめです。使用する紙のサイズに合わせて薬液を保持できる平たいバットを。ワタクシは100均のキッチン用品コーナーで買ったバットを使っています。大は小を兼ねません。

- ネガホルダー:ネガを一コマ分に区切り、平面にし、作業中の傷からも守ってくれる(と思う)大事な奴です。たいていはそれぞれの引伸機に専用のものがあり、買うとついてくるはずです。中古でも大体はついてますが、欲しいサイズがあるかは要チェック。なければ作りましょう。アンチニュートンリングのガラス板二枚と隙間テープでもいける
おそらく、これだけあればプリントはできます。めっちゃめんどくさいけど
なぜか?アナログプリントとは再撮影するイメージと書きました。撮影の際、何しますか?ざっくり省いて書くと、ピント合わせて、SS/F値決めて、シャッター押しますね
上のモノだけだと、正確に決められるのはF値のみです。レンズには絞り、ピントの調整は引伸機のヘッドの上下でできますが、ピントが合ってるかを確認するファインダーはありません。引伸機の電気も点けるか消すかしかできず、再現性があり、なおかつ正確な秒数の露光は非常に困難
カメラで考えるとわかりやすい。絞りとピントは調整できるけども、ファインダーはなく、シャッターはレリーズを押している間のみ開くとすればどうでしょうか?
難しいですよね
ピントなんて何も無しだと正確かどうかわかりづらいです結構。実際にやってみるとよくわかる
つまり、上記のものだけだと毎回補助具無しでピントを合わせて、露光時間も数えないといけないんです
あと、作業環境が真っ暗ですね。どこに何があるかわからなければ、何もできないし、そんな状況で作業すれば事故りますね。どうすればいいでしょうか?……明るくしましょう
そんなように、なくてもできなくはないけど用意することを推奨するものは以下の通り
~用意しておけばきっと自分に感謝するもの~
- セーフライト:セーフなライトです。もちろんデリケートな印画紙にとって。印画紙が感光しない波長で光るライトのことで、赤や橙が一般的。スパイダーマンのイメージですね。専用品としてあるものは非常に高価で、入手性は悪いです。ワタクシも薄々思っていたことではありますが、どうやらやはりLED球であっても感光しない波長であれば問題ないようです。実際に8Wほどの赤色ナツメ球を使ってますが問題ありません

透明性の低い赤色ガラスのLED
ちょっとテストした感じ、極端に紙を近づけたり長く当てたりしなければ問題ありませんし、そうした場合、普通のセーフライトでも感光するはずです
多階調紙が一般的なので赤色がベターでしょう - クリップ付きソケット:上の画像にある電球を挿すやつです。裸のままぶら下げるのも雰囲気あっていいけど、クリップがあるほうがいろんなところにつけられて非常に便利
- 引伸機タイマー:引伸機をつないで使います。タイマーが作動中はON、止まればOFFのスイッチなので、自分で数えて電源を入り切りするよりはるかに正確で楽です。ものによってはセーフライトを接続し、引伸機とは反対の信号を送れるものもあります。めちゃ便利

ダイヤル3つで100の位から小数点第一位まで、レンジ10×で最大1000秒対応
スタートボタン一つで「正確な露光」、「引伸機電気のオン/オフ」、「セーフライトのオフ/オン」を勝手にやってくれる。めちゃ楽 - ピントルーペ:まさしくピントを見るルーペですが、初見では使い方がいまいちピンと……来ないですねぇ(笑)ワタクシもよく分かりませんが、印画紙に落ちた像のピントではなく、セットされたネガそのものを鏡で反射させてピントを見てるんでしょうね。使い方はちょっと癖アリです。目をくっつけすぎないこと、端っこを狙わないこと、ネガの粒子を見ることです。
- イーゼルマスク:個人的にはもはや必須とまで思いますが、なくてもできます。ただ、こいつの役割は非常に重要。紙の平面性を保ち、プリントされる領域を区切ることができるものです。固定式、二枚羽、四枚羽がありますが、トリミングを多用したりフチを多く、均一に取りたいなんて人は四枚羽がいいでしょう。非常に高価。そのほかは安いです。
- ダークカーテン:まさか、一般家庭で扉を締め切るだけで全暗にできる部屋なんてあるまい。監禁部屋ですか?まぁ地下室とか床下収納なんてのもあるので可能性はゼロではありませんが、難しいですね。これをぶら下げれば、簡単にその方向の光を遮断できます。ワタクシは廊下とリビングの間にかけています。ちょっと浮き輪のにおい

我が家ではこんな感じ
左の扉が脱衣所&風呂
扉を開けてカーテンを閉めるとかなりのスペースが確保できるのでここに設置 - 多階調フィルター:複数枚セットの引伸機にセットして使うフィルターです。期限が切れておらずなおかつ安い、入手しやすい印画紙というのはほとんどが多階調紙となりました。コレを使った時の比較はまた後日。代表的にはilfordのマルチグレードとfujifilmのVGがあり、色が違うようですが、仕上がりにどう差が出るかは分かりません。高い

今回買ったのはフジフイルムのVGフィルター
大学のころはイルフォードでしたが、それよりデカいです - 竹ピンセット:専用品です。2本の竹の先にゴムが付いたピンセットで、液に浸った印画紙を触るのに使います。ワタクシは割り箸でやってますが、傷がつきやすいのと滑るのでやっぱり専用品がいいでしょう。(中には素手でやる変人ツワモノもいます。)ステンレス製もあります。
- タイマー:引伸機タイマーとは別のタイマーで、薬品処理の際に使います。専用の暗室タイマーという、全暗でも見ることができてなおかつ感光させないものがありますが、お料理タイマーでもいいでしょう。時間が分からなくても後でお知らせしてくれるし、簡易防水のものが多い。光る時計は御法度です。
- 乾燥台:網だったりすのこ状だったり、通気性の良い台というかラックというか、そんなのがあると良いでしょう。ワタクシは風呂場の上の方に張ったワイヤーにクリップでぶら下げて乾燥させますが、曲がりやすいし穴や跡がつくし作業中に頭に当たって濡れるしでなんかストレスです。バライタならなおさらあったほうがいいかも

ぶら下げスタイル
このほうが”ぽい”よね
水が垂れてきてウザいです
書き出したらキリが無いけど、ざっとこんなもんでしょうか?コレだけあれば大きなストレスなく作業できますね。
こうしてみると、どうでしょう?なんか、簡単にそろえられそうですよね
代用が利くものも案外多くて気軽に始められる趣味だと思います
いかに代用が利かないものを手に入れられるかと、同居人がいればその人からの理解を得られるかが肝になりますね
作業環境の紹介はこの辺にして、次回辺りに作業の様子をお見せしましょうかね。
それではこの辺で
ではでは、さようなら〜
コーヒー抽出とは科学だ、の話(その2)完結
どうも、ハシクレです。
あけまして、おめでとうございます。
今年もハシクレをよろしくお願いいたします。
......あけてしまいました。
前回の記事
を中途半端なところで終え、その1としてしまったので、続きを書かなければいけなかったのですが、なんと年を越してしまいました。早いものですね。
その1を書いたときは、次の週には書くつもりだったんですが、気分が乗らずずるずると…...
やっとこさで続きを書いていきますよ
では、本題です。
ざっと振り返り
コーヒーが好きなハシクレ、コーヒーの抽出器具をぼんやりと眺め、そのシルエットに実験器具の幻影を見ました。
そんなわけで実験器具……というよりかはそれの補助器具のロートとビーカーを用意し、どんな感じに抽出されるかの仮説まで立てた。
実際に抽出するとどうなるか……といったところである。
いざ、実験
使うものは普段のドリップとほとんど同じ。
ドリッパーはもちろん、それ用のペーパー、サーバー、ドリップに適したポット、秤、温度計、豆、そして熱湯
今回はドリッパーとペーパーがまるっきり違うものであり、一番のキモ。
ドリッパー、もといロートは、そのまま使えないのでそれ用のスタンドも使う。サーバーも取っ手付きとはいえコニカルビーカーなので多少違うといえるか。
ちなみに、今回犠牲になる豆は、スーパーで買った森彦さんのマイルドブレンド。北海道民の好みか、マイルドとはいえ結構濃いめな味わいが特徴である。
お湯はいつも通り家庭用のポン付け浄水器を通した水を瞬間湯沸かし器で沸かしたもの。
では、いざ。

と、ここでトラブル発生。
御覧の通り、秤がない。
いや、間違いなく持ってはいる。
ここに

なぜ使えないのか。
自分が普段淹れるとき、この秤の上にはサーバーが乗り、その上に直接ドリッパーとコーヒー粉が乗る。
つまり、この秤で見るのは”注湯量”である。
しかし、このスタンドは秤の上には乗りきらないので秤で見るのは抽出量になる。
この時点でいつもとは勝手が違うのだが、なんとこのスタンド、微妙に秤そのものよりは小さいので、秤をかわしてビーカーだけ乗せるというわけにはいかないのだ。
うむ。想定外
というわけで、今回は使わないことに。
気を取り直して、実験を続けよう。

重い
とりあえずいつも通りペーパーに湯通し。折りたたんでいるので密着していないのと、結構分厚くて紙臭さがありそう、ペーパーに成分が吸収されすぎる恐れがあるため実施。
いつもしていることなので、条件もそろえられる。

粉投入
高校生から愛用しているボンマックBM-250Nにて中挽きに。
グラム数は……申し訳ない。忘れてしまった。だからあれほど記事を書くのは日を空けるなと言っているのだ。
いつも通りなら14グラムか15グラム。湯温は90℃。
デジタル温度計で確認してそれに近い温度に合わせていく。
まぁ、グラム数も適当だし温度もぴったりにそろえられているわけではないので、実験の体をなしていないのは明らかだが、気にしない(それは科学とは言わない)
抽出のやり方は、みなさんご存じ粕谷様の4:6メソッドをベースとしていきたいところ……だが、秤が機能しないのでもはや感覚でやるしかない。
注湯量は目測、完成量はビーカー側面の目盛りで確認しつつ、感覚的に4:6に近いやり方でやる

では、一投目後にタイマーONで

一投目。淹れ方はいつもと少し違うが、できるだけ合わせて。14グラムにレシオ15で注湯量は210ml目標。前半の4から蒸らしの注湯は30ml程度、35秒経過後に残りの54mlを注湯。
味を出すパートなので、膨らみを見つつ、タイマーもチラチラ見つつ、細目に注湯していく。

いい感じに出てきましたが、この時点でかなりの時間が。いつもなら前半パートでは1分15秒ほどで注湯終了なところ、もう2分超えていた記憶が。。。記憶?うろ覚えで実験なんて言うな
液面が3分目ほどまでに下がったところで再度注湯開始。
目標210mlに対し前半で84ml注湯のつもりなので、後半は126ml、三回に分けて40,40,46のつもりで淹れていく

わからない。今何ml注湯したんだ。
と、とにかく、抽出液の目盛り読みで200mlを目指してやろう

いいぞいいぞ、進んできた。
ふぅ、結構経った気がするが。

わかるかな。ペーパーとロートがほとんど完全密着状態である。ロートの足を通る抽出液の量も少ない。なんか仮説通りだなぁと眺める。
じぃ…………
……………………
っっっっとぉ

超えてしまった。
抽出量で230ml程度なので当然注湯量はそれ以上。実験とは何なのか
ちなみに

時間は3分38秒。粕谷様の4:6メソッドでは粉20g注湯300mlで3分30秒終了なので、特別遅いわけではないが、量が違うことと、自分はいつも2分ほどを目指しているので、それに比べると時間がかかったといえるだろう。
しかし、いつもV60で淹れているときは、注湯した際に抽出液が落ちる速度もその勢いに合わせて変化するが、このロートではその変化がほぼない
そのため、抽出のコントロールは利きづらいといえよう

カップに注いでと

うん、美味そう
確かに多少濃い気はするが、豆自体深煎りとまではいかなくても少し深めなので、出過ぎているようには見えない
では、一口
……
ああ、濃い
でも、なんだろう。飲んだ時初めに来る濃さからするとその割に後味にネガティブな感じがないというか。
抽出時の様子としても、どこか詰まったような味、過抽出になるのではと思ったが、、、
うん
意外とすっきり
というかなんだろうな。
豆そのものの味なのかもしれないけど、後味が弱い?
薄いわけじゃない全体的に濃いんだから、でも、なんというか薄いとは別のニュアンスの”薄っぺらさ”を感じる。
後半むしろ抽出不足気味ともとれる。
なぜだ?
いや、とりあえず実験(?)結果としておおむね仮説通りとなった。
抽出速度はいつも通り淹れていつもの自分が淹れるより明らかに遅い。
ペーパーは実際にかなり密着していた。
前回挙げた4つの不安ポイントによって、注湯速度による抽出速度の調整がかなり制限されている。
ある意味この点は、適当に入れても抽出速度を一定に保ってくれる=条件をそろえた抽出に向いているともいえるか?
しかし、どうして後味が抜けたのか。
後味に雑味がなくクリアなのと、複雑さが全くないのとは少しわけが違う。
これはちょっと実験を重ねていかないといけないな。
ところで
おまけ
普段ハリオのV60に使っている専用ペーパー

これ、見ての通り折りたたんでいる状態では90度である
と、いうことは


はい。ピッタリ。シンデレラフィットでございます。
コーヒー専用品がぴったりで使えるということはおふざけなしで普通にロートをドリッパーとして運用していけるということか。
なるほど……
…………
ロート使ってる時点でふざけてるだろ
ちなみに、

紙が薄く、重なりもないからか密着度合いはさらに増し




よく見るとまた少し淹れ過ぎている
とんでもなく時間がかかってしまった。
さっきより1分長いぞ
もちろん味もストロング。後味も少し雑味が出た
これは意外とロートにはろ紙のほうがいいのか?
密着しすぎたせいかかなり時間がかかったぞ。
まとめ
まぁ、今回こういう感じで実験と称して適当にやりましたが、一番強く感じたことは
「意外とまずくなかった」
ということ
そして、後味がぺらいという予想外はあったものの、抽出の様子や味の出方はおおむね仮説通り。
総合して、ロートで淹れるコーヒーは
アリ
だといえるだろうか
まだまだつかめていないところが多いので、癖を探りつつ、後味が抜ける原因も探りつつ、実験と称したコーヒーブレイクを重ねてハシクレなりの答えを見つけようと思う。
初めて飲むコーヒーはこれで淹れるって決めておくといいかもね。
それでは、この話はこの辺で
ではでは、さようならー
コーヒー抽出とは科学だ、の話(その1)
どうも、ハシクレです。
大変お久なわけですねー、いつぶりですか?
多分半年以上更新していない気が......
それだけ経つと環境も変わるもんで、すでにこの土日はあたり一面真っ白の雪化粧であります。
ようやく会社の本部での研修が終わり、本配属が決まって、6月末から北海道は札幌に住んでおります。
まだまだ気温は下がるということで、そもそも寒がりのワタクシはこの先生きていけるか心配です。
それに、友達ももともと少ないのがさらに遠いところになってしまったわけで若干の寂しさが......
強く生きていこうと思います(北海道自体はとてもいい場所)
では、本題です。
長いこと感じていた”あること”
皆さん、コーヒーは好きですか?コーヒーが好きな方にもいろいろその程度があると思いますが、一度くらい自分で淹れてみたいなって思った人も多いのでは?
ハンドドリップ程度であれば手軽に始められるし、やったことのある人も多いはず。
もちろんワタクシもそれぐらいはやりますし、いろいろ器具を揃えました。
ドリッパー、ドリップポット、サーバー……
特にドリッパーなんて形によって使い勝手がかなり変わるもんで、気づいたら増えちゃったり
そんな魅力的な器具たちを眺めていてふと気づいたことが。それは、、、
なんか実験器具に似てるぞ
ということ。
特に、まぁ自分は使わないけどドリップスタンドなんてもんを使って淹れてる様はまさにそう。
ドリッパーはロートだし、それをスタンドにつけて下にビーカーを置く。なんだか小学校の理科の実験を思い出す光景。
ドリップに限らず、サイフォンという抽出器具は、実際そんな形の実験器具があるのかは知らないけど、まるで実験をするように抽出する器具だろう。ガラス製の丸底のフラスコのような容器にロートが乗っかり、フラスコの下にはアルコールランプ。
沸騰させたり火を止めたりで生じる容器内の圧力を利用して抽出するという点はかなりのわくわくポイント。
ハンドドリップの器具で有名なケメックスコーヒーメーカーは、まさに実験器具がスタートらしい。
コーヒー好きのドイツ人化学者、ピーター・シュラムボーム博士がおいしいコーヒーが飲みたいがために、持っていたロートやフラスコを徹底的に研究してそれらを融合させて作り上げた発明品である。
そんなこんなで、コーヒー器具ってのは実験器具要素をかなり多く含んでいると思うわけである。
そこで、さらにある疑問が生まれる。
実験器具でコーヒーを淹れたらどうなるのか?
疑問に思ったことはすぐにやってみなさいって、誰かが言っていたような気がした……
そんなわけで
実験器具を買った

ババーン
うん。ぽい。
すべてモノタロウで買いました。トータル7000円越え(高い)
買うと決めたきっかけは上で書いた疑問もそうだが、本当に長いこと使っているカリタのサーバーが、取っ手もだいぶ前に取れ、ついに注ぎ口にひびが入ってしまったため、サーバーを新調したかったから。
それにしても、いやぁ、本格的ですな。

実験器具のメーカーについてはよく知らないから、値段とそれっぽさでチョイス。
ガラスであることにはこだわった。
実際のドリッパーの直径を測ってそれに一番近いサイズを買ったので、大きさも問題なし。

サーバーもそれっぽく。本当はフラスコにしようかと思ったが、使い勝手を考えてこちらに。普通のビーカーではなくコニカル型なのは、抽出液の攪拌がしやすいため。

ここまで来てペーパーがコーヒー用だったら意味がないだろう。そんなわけで実験用を買ったわけだが、スペックをよく見ず買ってしまった。

画像ではわかりずらいが、かなり分厚い。不安ポイント。
これ、使うときは折りたたんで使うのだが、まず半分に折る。

そして、それをさらに半分に。

最後に、円錐になるように広げたら完成だ。

どうしても半分は3重になってしまうのが不安ポイント。しかし、これが正規のやり方らしい。抽出速度を上げる方法として、蛇腹に折る方法もあるらしいが、やってみてめんどくさかったのでもうやらない。

これで、ロートにすっぽりフィットします。
紙の用意ができたらいよいよ抽出
薄々感じている不安ポイント
抽出を実際する前からいくつか不安なポイントというか、普通のドリップと異なる点がいくつか
- ロートにリブがない
- ロートの足が長い&細い
- ペーパーが分厚い
- ペーパーの重なりの差
1に関して、ドリッパーにはペーパーの密着を防ぐリブと呼ばれるものがあるが、これによって湯の流れを調節し、抽出効率を向上させている。
メーカー各社があらゆる研究、抽出理論に基づいてリブに工夫を凝らしており、かなり重要な要素なのだが、これには当然ながら一切ない。ペーパーは密着of密着だろう。
スピードロートなるリブがあるロートもあったが、反則な気がしてやめた。
2はどう影響するだろうか。まぁ、1~4すべてに言えることだが、抽出速度への影響が大きそうでそれが気になる。
4は単純に抽出の偏りだ。
やる前の印象として、おそらく抽出速度はかなり遅いだろうと。
ドリッパーで有名なハリオV60は上までついたスパイラルリブと、大きな一つ穴が特徴だが、このバランスのおかげで注湯速度により抽出速度を自在にコントロールできる点が、昨今の豆に合わせた抽出を行うというトレンドに合致している。ぬけの良さからくるクリアな味わいと、豆の個性や出したい味への対応力が大きな武器だ。
もう一つ、円錐一つ穴のパイオニアのコーノは、上半分にはリブがなく、下半分にしかない。これによってある程度お湯をとどめてしっかりと味を出すことができるのだ。
となると、まったくリブがなく、さらに穴も小さいこのロートはかなりお湯がとどまることになる。つまり、その分コーヒー粉に湯が触れている時間が長くなるのだ。
味を出すパートの抽出前半から濃度調節を行う後半まで、いくら注湯速度を調節してもある程度一定に、長く湯が触れてしまうため、味は濃く、特に後半に出やすい雑味もマシマシになってしまうのではという仮説が考えられる。
なんにせよ、やってみないことには。
それでは、これらの疑問を調査すべく、いざ、実験。ではなく抽出。
※その2へ続く
生きがいを失わずに済みそうな話
どうも、ハシクレです
ひっじょーにお久し振りですね。
更新が滞っていた原因はいろいろあるんですけどまぁ一番は疲れていたからですね
関西出身のワタクシが4月1週目以降関東首都圏で過ごしていたのもそうだし、就活後クッソ暇だった4回後期からの現在は週5で6時起き生活ってのもそうだし、いろんなことがあって書く時間を設けられなかった
そんな4月からのドタバタ生活はおそらく6月末の本配属でいったんピリオドを迎えるが、今5月終盤、既に半年ほどの時を過ごしたような感覚である
……ということで(どういうことで?)、誰も気にしていないワタクシの近況を
近況報告
近況報告———というほどのものをする価値があるかどうかわからないが、日記的なものとしてここに記しておこう
最後の更新―――2月25日から―――、あれから覚えてることは、大学写真部の春展を見に行って、有馬温泉に行って、入社して、その前に高校写真部の当時の仲間たち+現役と写真を撮りに行って、同期と親睦を深めて、同期への依存度を深めて、あと念願のTHE YELLOW MONKEYのライブに行けた
それぞれについて細かくは今後詳しく触れていくとして、3月の間に一度高校写真部時代の知り合いと現役たち、そして顧問の先生と会えたことは、ワタクシの人生においてとてもよかったなと思う
大げさに言うと、勝手に縛られていた過去の自分からようやっと抜け出し、ついでにこれからの小さな目標も見つかった
個人的に一番良かったのは、高校の暗室の使用許可が出たってことかな
高校時の後輩や現役の方たちとフィルムの話になって、顧問と「そういえば今暗室ってどうです?」みたいに聞いたら自分が高校時代に使った以来ほぼ開けていないと
フィルムに興味のある部員はいるらしいけど、使い方がわからなくて開けていないらしく、むしろ使ってほしいというような感じだったかな
いやぁもう、それは願ってもない有難い申し出
一応その後、数日前に本当に使っていいのかと連絡を取って使っていいことが確定したので、ワタクシの本配属が決まったらぼちぼち準備を始めようかなと
まぁ、本配属の場所にもよるけどね。近い場所ならすぐにでも取り掛かりたいね
大学の暗室もあって何ならそっちのほうが使いやすさもあるんだけど、入るのに手続きがいるし、その他もろもろいろいろな事情があるし、社会人になった今入る機会はほとんどない高校にまた行けるなら面白そうだなと思いそっちを取ろう
確か、本当にほとんどそろってないんだよな。引伸ばし機があったのは覚えてるんだけど、十中八九使えないだろうし、また全部一からそろえるか。現役や顧問の先生にも教える時間をとらないとな。大変そうだけどワクワクしてきた
引伸ばし機、どう調達しようか。ヤフオクが一番慣れてるからいいけど、かなり賭けな部分もあるよなぁ。使える保証があって、安く譲ってくれるなんてことないかな。ワタクシ、ちゃぁんと使いますよ
ま、いろいろうまくいかないこともあるだろうけど、これからもフィルム続けられそうな感じで、若い人とも交流ができて、張合いのある人生を少しは送れそうだなと妄想している
さて、本配属はどこかな?大学の方はまぁ、彼らは自由人ばっかだし、うまいことやるだろ。知らんけど
それでは、この話はこの辺で
ではでは、さようならー