PIECES OF HASHIKURE'S BRAIN

人類の、いや生物のハシクレの存在が日々どういったことを考えているのか。怖いもの見たさで覗いてみるのもアリだと思いますよ

静止現像をやってみた話 〜前編〜

どうも、ハシクレです。

 

1人カラオケ、いいよねぇ。月に1回くらいバイトが早く終わった時に1時間だけ行くのをよくしていて、好きな歌を歌ったり大きめの声を出したりするのはストレスを発散するのに最適だなと。そんなにストレスかかることしてねぇが。

家だと大声出せないし、仮に家でやったら「回転が不安定なカセットテープ」のような騒音を近所に響かせかねない。その点カラオケはそんなのは気にしないでいいし、1人だからどんな曲歌ってもいいのだ。

そんなわけで1人遊びを満喫している時にふと気づいたことが一つ。ワタクシがよく聴いている曲を歌う時、別にモノマネしようってわけじゃないのにちょっと歌い方が似ると言うか、似てるわけじゃないんだけどそれ風みたいになるようだ。

たぶん無意識で、上手く歌おうと思うと(上手くはない)耳で聞いた音をできるだけ真似る、例えば音の高さとかタイミングとか色々、その結果歌い方も寄せた方が歌いやすいってなってんのかね?

ワタクシだけかしら?

 

それでは本題です。

静止現像イズ何

静止現像。うん。読んで字の如し。しかし、何を「静止」させるのかしら。

ワタクシは静止現像とやらがどんなものかをある程度知っていたのだが、知らない人には何のこっちゃ。

適当に説明すると、通常現像時には、現像液投入後一定の間隔で一定の回数ないし時間攪拌を行うわけで、これはみなさんご存知のやつ。

ここまで言うともう分かってくるが、静止現像ではこの攪拌を、現像液投入直後の1分間の連続攪拌を除いて行わないわけ。つまり、初めに攪拌をしたら後はずっと放置。だから「静止」なワケなんだな。

その代わりといっちゃ何だが、現像処理の時間がえらい長い。一般には1時間以上、まぁ1時間半くらいはしておきたいか。

その理由は本来使う現像液が○○系ラーメン(よく知らない)みたいに濃く見えるほど、現像液を希釈して使うためだ。

この時間をメリットと取るかデメリットと取るか。

現像待ちのフィルムが山ほどある時はチンタラできんわけで使えない手法だが、ほかの作業のついでに1,2本やるなら付きっきりにならなくていいので楽ちんである。オマケに薬の節約にもなる。

静止現像の特徴はそれだけでは無いらしい。調べたところ仕上がりにも多少影響があるとの報告がある。シャープさが増したり、コントラストが落ち着いたりなどなど、その程度は不明だが。

なんでも、時間をかけて水がタンクの中で勝手に循環する作用で、現像液の処理能力を最大限まで使い切れるらしい。それがどういった効果を持つのかはもう少し資料を読まないとな。

詳しく知りたい人はぜひとも調べてみてくれ。

 

正しく恐れよ

さっきも言ったようにハシクレは一応は以前から静止現像なるものを知っていた。

自家現像をやり始めたのが大体2年くらい前なのでそれくらいの頃に言葉としてそういうものがあるくらいは認知していたが、その時には手を出していない。

友人とも良く

「授業前に仕込んで終わったらすぐに戻れば現像が終わってるぜ」

「いいなぁそれ。やってみたい」

みたいな話をしていたが、今までやることは無かった。

一番の原因は、過剰にビビってたってことか?

上で書いたように静止現像はただ時間がかかるだけでむしろ通常より難易度は落ちているはずなんだが、どうやら勝手にハードルを上げていたようだ。もはや潜れるほどに。

当時調べた時は、調べが足りないこともあり一部の情報だけで「難しい!無理!」と決めつけていたのかも。

ほとんどの情報がロジナールを使ったもので、当時はD-76しか使っていないので、情報とズレているし、ロジナールも入手性が悪くて買えないし。静止現像=ロジナールってなったのも良く無かったかも。

あと、温度と時間がアバウトなのも当時は気づいてなかったかもしれない。

だから1時間以上の現像時間の決め方とか、長時間温度を20℃に保たないといけないとか、難しすぎる!ってなってたのだろうな。

あの時もっと情報を集めて、今の環境でもできることを知っていたら、アバウトでもいいって分かっていたら、やれてたのに……

もっと簡単だよって言いにいってやりたい

だからと言って

「なぁ〜んだ。適当で良いのかよ。簡単じゃぁねぇか?」

なぁーんて言って本当に適当にやってはいけない。確実に取り返しのつかないミスを犯す。過去に"あんな事"をしでかしているワタクシは知っているのだ。油断はミスを生むことを。

大事なことは正しく恐れることだ。まぁ恐れるというと少々大袈裟だが、要するに舐めてかからないってこと。

簡単なこと、難しいこと、許されること、全部正しく知って、臨みましょうよってわけだ。静止現像に限ったことじゃない。

それさえできていて、いや、あともっとちゃんと調べていたら去年には静止現像していたかもな

 

それに気づいてからやっとこさで静止現像をやる決心をしたのは、アレから一年以上も経った今年の年明けのことであった。

 

実際にハシクレがやってみたい様子は後編でお見せしよう

 

それじゃあこの辺で

ではでは、さようならー