PIECES OF HASHIKURE'S BRAIN

人類の、いや生物のハシクレの存在が日々どういったことを考えているのか。怖いもの見たさで覗いてみるのもアリだと思いますよ

旅するデニム —城崎にて— 中編

どうも、ハシクレです

今はプリンセスプリンセスの曲を聴きながら書いてます

コレもまた親父のカセットコレクションから発掘したもので、有名な『M』こそ入ってませんが、代わりにその中に入ってた『冗談じゃない』がかなりツボで何度も巻き戻しては聴いてます

プリプリといえば、『M』がとても印象深いです。と言ってもそれ以外あまり知らなかったわけですが、理由はそれと言うよりも中学時代にあります

中学の頃、元々小田和正が好きでその流れで親世代の曲ということでプリプリの『M』聴くようになりまして

それを幼稚園から一緒の親友に教えたら彼も「いいなぁ」なんて言って、一緒に聴いてました

そして時は流れ、確か高校二年ぐらいだった頃、彼は突然亡くなりました

バイクの事故だそうです。交差点を通過中に赤信号で侵入した乗用車にぶつけられたらしく……

それから、『M』を聴くとこのことを思い出すように……

失恋ソング?のはずなのにね、ワタクシにとっては全く別の意味を持つ曲になってしまいました

 

ほいっ!重い話はここまでなのだ

では、本題です

宿に到着

チェックインは3時だったのでそれまでブラブラしたり、喫茶店入ったりして時間を潰し、いよいよ宿へ

今回の宿は中心地から少し外れたところにある『水郷』さんです

ここは城崎でも珍しい素泊まり専門のお宿で、その分安い。ワタクシが泊まった時は5600円ほどだったと思う

学生の我々にとってはこの料金は嬉しいことこの上なし

旅館で出てくるご飯をいただくのも旅の醍醐味ではあるが、夜も観光地で外食できて、好きなものを選べると考えればプラスだと、決めた時は思った

それになんと、このお宿はしっかり内湯付き!ただの風呂ではなく、しっかり温泉でかなり嬉しい

お部屋の感じはオーソドックスな和室。値段が安かったため少し心配したが、結構綺麗で安心f:id:hashikure_san:20220312232605j:image

旅館の『あの空間』もちゃっかりあった

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いざ、外湯めぐりへ

部屋に荷物を置き、ひと段落したところで今回の旅のメイン、外湯巡りへ繰り出すことに

まず初めに入るのは当然、『一の湯』である

理由?そりゃあ、一って最初って感じじゃん。。(ひでぇ)

一の湯の特徴は洞窟風呂。男湯の場合、入るとまずよく見る形の浴場だが、その奥の扉の向こうに半露天のような、岩壁をくり抜いたような温泉がある。コレがまた風情があって、心地がいいのだ

冷たくてゴツゴツした岩肌、温かい温泉と、涼しい外の空気の温度差がとても良い。温泉に来たって感じ

その次に行ったのは『柳の湯』だったかな?前回行った時は入ってない温泉ですね

ここはどんなんだったかなぁ。めっちゃ熱かったって言う印象が強い

泉質のことはよくわからない(迂闊にも泉質情報を見忘れていた)が、温泉のお湯が口に入ったときにしょっぱかったのでいわゆる塩泉だと思う

熱さも相まって乾燥で荒れた肌に染みる染みる……

めっちゃ痛いのよ

ワタクシはただ乾燥肌なだけで、下半身には何もしてないからマシだったが、友人は旅行の前に下半身のお手入れをしたらしいので、そこにも染みて激痛だったそうな

その足でコレまた前回行けていない『御所の湯』へ

外観は『御所』と言うだけあってどことなく神社仏閣のような感じで美しい

浴場は確か露天オンリーだったか?そこも全体的にテイストが統一されていて美しい

そして熱い

当然だがお湯の出口に一番近い、一番上の岩場の風呂は、露天にもかかわらずかなり熱かった

そして我々は、ここであることに気づく

温泉は疲れを癒してくれるが、疲れる……

そのときに言ってた例えで言えば、HPを回復してMPを削られるみたいな感じ

スタミナが削られると言った方がわかりやすいか?

高い温度、体に染み込む水分、服の脱ぎ着によって体がだるくなると言うか、疲れは癒えているし、腰の痛みも引いてくるとは思うが、その前に動きたくなくなってしまう

外湯めぐりは命懸けなのだ

いよいよ夕飯

お土産屋で部屋で飲むお酒を買った後、外で晩御飯を食べるべく、お店探しを始める

部屋食がない分、自由が効いていいなんて言っていたが……ない

そう、世はコロナ禍。多くの店が早々に店を閉め、素泊まり専門のお宿なんてほとんどないこのエリアでは、現在お昼営業を終えて一度店を閉めるとそのままになっている店がほとんどなのだ

かろうじて、ラストオーダー30分前になんとか一軒だけ見つけられたのでそこで夕飯をいただく

お店の名前は忘れたが(おい)、そこではブリ丼をいただいた

酢飯の上に生の鰤がたくさん乗っていて結構豪華。お酒が欲しくなるが、酒類の提供は停止中なので諦める

なんとか見つけた店に飛び込んだ形なのであまり期待はしていなかったがコレがかなり美味しかった。数日前に家で鰤を食べたばっかりなので違いがよくわかる。臭みがない

量があったがすぐに食べてしまった。よって写真はない(?)

さて、部屋飲み

いよいよお待ちかね、旅に来たので地酒を飲みたいと思っていたので、部屋呑みと言う形ではあるがお酒を飲む

ワタクシが買ったのは城崎のある但馬エリアの地酒『竹泉』

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友人は黒の地ビール

『竹泉』は長期熟成が売りなのかな?この竹泉はキレがあり甘さ控えめで、香り豊かなので結構良かった。もっと大きいのを買えば良かった……

もしくは余裕があったら1合程度のサイズでいろんな蔵のモノを買って、飲み比べなんかでも良かったか……

コンビニで買ったお菓子と、地元のかりんとう屋で買ったかりんとうをつまみながら、しばし談笑したのであった

 

余談

チェックインして部屋に入ったとき、いろいろ確認して回ったのだが、洗面周りによくある使い捨ての歯磨きセットが見当たらなかったため、友人がスーパーで買ってくれたのだが

外湯めぐり前に部屋の押し入れにあった浴衣を広げると、小さな巾着が出てきたので中を見てみると……

あった。歯磨きセット旅館のフェイスタオル

コレは騙されるだろぉぉぉおぉぉおおぉ

……………

………

1日目がようやく終了

続きはまた今度。中編終わります

ではでは、さようなら〜