PIECES OF HASHIKURE'S BRAIN

人類の、いや生物のハシクレの存在が日々どういったことを考えているのか。怖いもの見たさで覗いてみるのもアリだと思いますよ

安アイリッシュは新たな扉を開くか、な話

どうも、ハシクレです

 

わたくし、ハシクレは確か二年ほど前にあまりに暇すぎて、和服の古着屋で長着と羽織のアンサンブル、それと角帯を購入し、時々部屋着や散歩着として着ていたのですがね

つい先日、写真部の変人幹部の一人の後輩ちゃんと部室で話しているときに、京都いきたい、京都で着物ポートレートしたい(彼女はこの写真部では珍しい、モデルを用意してポートレートをするタイプの人)と嘆いてきたので

その時にうっかり「家に(着物が)あるし僕が着てってやろうか?」なんて口を滑らせてしまいまして

すっかりターゲットにされてしまいました……

別に着ていってもいいけど、京都に独学小僧が着ていったら、熟練本場の京都人にお得意の遠回しな悪口を言われそうであまり気が進まないのよね

それにまあ、着物着ちゃうとワタクシ自身がカメラ等荷物を持ちにくいし、持ってるのが中古の綿の紬だけで少々みすぼらしいのもあってちょっと…ね

するとまあタイミングのいい(?)ことに、祖母が男物の着物をくれるらしいんです

しかも

大島の着物を

まぁ大島紬とは言わなかったし、実物見てもワタクシにはわからないもんですから、真偽のほどはわからないですが

触った感じツルツルで高級そうでしたし、期待していいような

いやまぁもらったところでモデルはしないよ?(懇願されたらわからん)しないけどまぁ、人前に出ても恥ずかしくない逸品を頂けるようになってうれしい限りです

その前に、下駄か草履か買えってことですけどね。近いうちに買います

では、本題です

 

酒バカがまたウイスキーを買ったらしい

ちょうど今日、教習所の帰りにお酒を買いたいなーと思って、やまやに寄り道しました

ほら、この前買ったキリンの「陸」があと数杯でなくなりそうですし(知らねぇよ)

結構前、少なくとも去年暮れのワイルドターキーを買った時より前からアイリッシュウイスキーには興味があって

それを思い出して買おうと店に寄ったわけですが、それ以前も何度か買おうとしていたんですよ

でもどこ行ってもアイリッシュは一番安くても1900円前後、ジェムソンが最安値なんですよ

まぁジェムソンは代表格的な存在なんでそんなウイスキーがこの程度の価格なら、多少我慢して買えばいいんですが、それがなんか嫌で今まで買わず

しかし、今日訪れたやまやにはそれより安いアイリッシュが置いていました。それが

「スキバリーン・イーグル」

聞いたことあります?ワタクシもちょっと心配になって調べましたが情報がないことこの上なし

まぁ物は試し。以前よくわからず安スコッチのラベル5を買って意外と好みだったことを思い出しつつ、カンを信じて購入

それがこいつ

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緑のボトルが華やか。ラベルもまぁまぁ格好いいし、どこか安心感がある。お値段約1500円ナリ

スキバリーン・イーグルという名前と同じくらいの存在感を放つ「ブレンデッド・アイリッシュウイスキー」の表記がどことなく安物っぽく感じる

とはいえ、安い安いと言っても1500円

ワタクシのウイスキーの基準である「バランタイン・ファイネスト」よりも4、500円ほど高い

決して基準からみて安くはないし、ジェムソンとも数百円しか変わらない

とはいえ、飲まずして評価はできん

こいつについて調べつつ、飲む

……と、ラベルを見ているとどうやらこいつは、アイルランド・ウエストコークで作っているらしい

エストコークと言えばウエストコーク蒸留所。もしかすると、この蒸留所のシングルモルトをキーモルトにしている可能性がある

そう思いラベルをくまなく見る。すると

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初見では「Pnuo Couuell」にしか見えなかった。プヌオ・コウウエル?何言ってんだよ

平たく言うと監修した人のような感じだろうか、名前がある

草書体等には詳しくないためあきらめスルー

今度は裏ラベルに

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解説と出どころ、注意書きが書いてある。破いてあるのは日本語ラベルの取り損ない

URLがあるジャマイカ

これはデカい。URLがあれば、どんだけ調べても出てこなかった公式サイトにたどり着ける

とにかくこのURLを打ち込み検索すると、全部英語のページが開いた。トップには何やらウイスキーづくりの過程を記録した動画が流れる。期待大

その下の紹介文を読むと、蒸留所の創設者だろうか、3人の名前が出てきた

その中でも注目すべきがこの名前

「John O’Connell」

もう一度先ほどの画像を見るとどことなく似ている

特に、Connellのところは、どう見てもnがuにしか見えないことに目をつむれば瓜二つである

ほかの箇所は納得いかないところもあるが、草書だし、崩れているところもあることを考慮すると、一文字目のPかYかはたまたZか何かわからないものは、Jと小文字のOがくっついた形と見れる

「O'」のところも疑問が残るが、一文字目がJとO とすれば文字数的にCの前の文字がそれと考えられる

これが正しいとすればこのウイスキーはオコンネル氏がかかわったウイスキーであり、となればこのサイトに載っている蒸留所名、並びにキーモルトになっていると考えられるシングルモルトウイスキーはこのブレンデッドにも関係のあるものとなる。もちろん、サイトにこのボトルが出てきたら、の話だが

 

彼は誰の子?

そのサイトによると、蒸留所の名前はかの有名なウエストコーク蒸留所

拠点はその中でもスキバリーンという土地でこのボトルの名前とも一致する

そしてPRODUCTSのページを見ると、なんとそこには何度も目にしながら、買うことのできていない、ウエストコークとでかでかと書かれたシングルモルト達があるではないか

期待が膨らむ。これがキーなら安心できるし生産地も近いし何しろ暫定的ではあるが、監修者はウエストコーク蒸留所のオコンネル氏である

しかし……

 

出てこなかった。

なんとこのページには「Skibbereen Eagle」は出てこなかったのだ

どういうことだ。これでは確証が無い

もちろんブレンドしている会社と蒸留所の所有団体が異なるなんてザラである

しかし確実性がなくなった

エストコークのシングルモルトを飲んだことのないワタクシは、味から判断することもできない

でもでも、全く無関係のURLを記載するか?何らかの形でかかわっていることを期待したい

 

ところで、”モノ”はどうなのさ

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琥珀色はそこまで濃くない。特にワイルドターキー8年を見た後だからだろうか、むしろ薄く感じる。飲んでみても、ターキーは50度であったのに対しこれは40度なのでストレートでも軽く飲める。スイスイうまい

飲んだ感じかい?なんだろうね、まろやか?あっさり?ネットに書いているアイリッシュの特徴である癖のなさは感じる

でも、口に含んでしばらく、飲み込んでからは特に少々強めのアルコールが通り抜ける感じと味の濃さがある。これはカティサークでは感じなかったものだ

甘さはあるけど、バランタインのようなバニラ感よりも、カラメルのような、焦がしたような控えめな甘みがある

安かろうが、旨かろう(は?)

とはいえ、せいぜい2000円までのウイスキーしか普段は飲まないし、細かい味の違いは分からない

基準にしているバランタイン・ファイネスト(並びにその他安スコッチ)も以前のラベル5の投稿以来飲んでおらず、ましてやその間にワイルドターキー、サントリーオールド・リザーブ、キリンの陸を飲んでいるので基準はバグっている

これはぜひともウイスキー有識者、それもアイリッシュやウエストコークに詳しい人に飲んでもらって確かめてほしい

トビキリうまいわけではなく、比較的安いんでいまいちかもしれんが、飲めないものではないし、財布へのダメージも少ないだろう

やまやに行けば置いてある

ぜひお試しあれ

 

ではでは、さようなら~

 

追記

ウイスキーに多少なれど興味はあるので親しんでいきたいが、それぞれボトルで買っていてはお金がいくらあっても足りない。バーに行ったらお勉強ができそうだが、1人で行く勇気はない

誰かお供してくれる人はいないものか……